給食室より
~食育について~
私達給食を作るものとしては『食は命なり』をテーマに安全・安心な食事を子ども達に食べさせようと毎日頑張っています。
出来るだけ和食中心の食事にし、地産地消を心掛け、季節の野菜を多く使い、調味料は化学物質を避け、醤油・みりんは本醸造の物を取り寄せ、味噌は本物の米麹から作った手作りを使い、砂糖は和三盆を使用、納豆は地元二丈松末の手作り『百笑納豆』を週三回給食に出しています。
発酵食品が今見直されていますが、保育園でも毎朝“梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)”と“甘酒豆乳ヨーグルト”を交互に出しています。保育園で飲ませているお茶は三年番茶といい、三年寝かせてカフェインを抜いている赤ちゃんでも飲めるお茶を出しています。
おやつも補助食と考え、お菓子ではなく手作りの天然酵母パンや、おにぎり、麺類等を多くするようにしています。また、未満児の朝のおやつも果物、イモ類、イリコ、コンブ等良く噛んで食べるものを出しています。
園庭の畑と地域の方からお借りしている“深江キッズファーム”に園児が野菜の種や苗を植え、草取りをしながら成長を見守り、収穫の喜びを味わい、調理して給食に加えています。
また、年長になると田植えや稲刈り、クッキー・うどん・ケーキ作り等々、様々な職に関する体験を通して作る楽しさも味わっています。
深江保育園で行っている食育とは、食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、心身の健康の増進と豊かな人間形成に資することを旨としています。
また、全ての食が自然の恩恵の上に成り立っており、食に関わる人々の様々な活動に支えられていることについて、感謝の念や理解が深まるよう積極的に子どもの食育の推進に関する活動に取り組んでいこうと思っています。